劇場版Free! the Final Stroke[後編]感想


前編から7ヶ月経ってるのが割と信じられない。
そして前編何の話してたか全然覚えてないけど後編見てきました。結局前編の感想ここに書かなかったの悔やまれる。

結論:めっちゃ良かった。

Free!はそんなに熱心にハマってたわけでもないライト層なので二期以降見たり見なかったりしてて初期メン4人以外の名前がうろ覚えだったりはするのですが、それでも劇場で見て良かったなと。

主人公のハルを中心に色んな人の色んな感情渦巻く青春物語の最終回的作品でした。
(そう、あまりにも感情渦巻く物語なのでギスギスシーンに耐え切れずに追うのをリタイアしたとも言える)
予期せぬところで予期せぬキャラ同士接点あったりして人間関係複雑なんだ…

前編の内容があやふやで感想もくそもあるんかいではあるんですけどね。
まだまだ人生経験が多いとは言えない少年達が大人に成長していく過程でぶつかる葛藤とか、隠し続けた本音とか、そういうゴチャゴチャと複雑に絡まった毛糸の端っこをやっと見つけたような安心感がありました。ハル達のこれからに幸多からんことを。

クライマックスの世界大会シーンは「苦しくてもみんなここまで頑張ってきたんだ、負けないで…!」って心底祈る気持ちで見入っちゃいましたね。
気付いたら両手の指先組んで祈りのポーズでしたもん。

今のハルが昔のハルにお前の人生だお前の思うままに生きろ!逃げるな、ちゃんと向き合え!(うろ覚え)って語るシーンで泣くかと思った。それまで頑なに将来のことはわからない考えたこともないって言い続けてきたハルがきちんと自分の心に向き合った瞬間…

幼少期回想で渚が文字通りの天使でびっくりしちゃったな…どこまでも前向きで真っ直ぐで、渚が強く引っ張ってくれるから控えめな真琴もハルにちゃんと想いを伝えてこれたんだなぁと。
高校生になってからはるまこなぎさの3人に出会った怜ちゃんの気持ちを考えたらほんとにアニメ一期だっけ?のラストリレーが辛かったんだけど、抱え込まずに僕は昔のことを知らないんだからちゃんと事情を話してくださいと臆せず突っ込んでいけるところが凄く好きで。
今回そんなに出番がなかったけどこう、やたら複雑になっちゃうハルと凛に単純明快な視点で切り込んでくれる怜ちゃんが出会ってくれて良かったなってしみじみ思ったりとか。

こういう成長物語でべしゃべしゃに泣いちゃうのも歳重ねたからかな…
相変わらず映像も綺麗で、挿入歌もかっこよくて、ストーリーもアツくてこれはまだ何度か映画館で見たいなと思った作品でした!