※ネタバレしかないです!!!!!
※これ感想というよりあらすじだなと書きながら思った次第。
遅ればせながら8月末に見てきましたフィルムレッド。
ワンピ自体は好きでも嫌いでもなく、家族が見てるのを横で見てるくらいのスーパーライト層です。
原作はちょうどドラム王国~空島、女ヶ島、インペルダウン、エース奪還編を読んでる飛び飛び知識。
行くかどうか半々だったんですが先に見た弟から「ワンピースの皮を被ったまどマギだったから見に行くべき」
とネタバレ判定的にギリギリアウトな感想を一言だけ聴いていたのでこんな感じかな?という予想はしつつ鑑賞。
ワンピの皮を被った叛逆の物語じゃねーか(好き)
私はまどマギ本編ほむらちゃんのようにウタが何度も時を繰り返し何か歴史を変えようと必死に頑張っていて、そこにルフィが救いの手を差し伸べるストーリー展開なのかな?と予想してたんですね。
無意識に「ルフィが倒す敵が別に用意されてる」って解釈したわけですね。
今打ってて気づいたんですけど予告編にシャンクスとウタ以外で特にそれっぽいキャラが出てるわけでもないんですよね。
まあでもラスボスを予告に出さないってのはよくあること?だと思いますが。
はい。
もうお気づきの方もいらっしゃいますね?
ワンピの皮を被った叛逆の物語でした
というわけで感想箇条書き。
・夏休み真昼の映画館の込み入具合を舐めていたため売店並んでたらウタちゃんの代名詞『新時代』の歌唱を見逃したっぽい
・ちょうど『私は最強』の直前に滑り込み!大画面でのライブシーンとAdoさんの激熱な歌唱ヂカラ!!
・事前に聴いてた中ではダントツで好きな『私は最強』、歌いながらどんどん黄金の鎧で武装して名だたる海賊を倒すウタちゃんの姿はさながらセーラームーン!アガる!
・ここだけ永遠に見ていたいくらい最高だった、これは劇場で“体感”しておくべきだと強く思った
・ウタちゃんの髪の毛が上下していることに気付く、これはもしや言動と心が一致していないフラグでは…?
・「ここでみんな私と楽しく暮らそうよ!」
・それを言って楽しい暮らしを実現できるのは昔の絵本の中くらいでは(最近の絵本事情はわかりません)
・ウタちゃん絶対王政きっついな
・善と悪を明確に切り分けて悪を排除しようとしても、悪とした者たちが真に悪かどうか…わからないよ…
・なんやかんや麦わらの一味すらあっさり捕らえてしまうウタちゃんそりゃ世界政府やら海軍、ビッグマムも目をつけますわ
・あの麦わらの一味を一人で磔状態にできちゃうほど強力な能力。ウタちゃんは一体何の能力者なのか?一味も観客もドキドキワクワク
・うーんウタちゃんの作り出す兵士、魔女の使い魔にしか見えなくなってきたな・・・
・逃げたルフィを追うパレード、断頭台に向かうくるみ割りの魔女と使い魔に見えてきた。バイアスがやばい。
・トットムジカとは…なにやらよろしくないものっぽいが…
・家に帰りたがる観客、ウタちゃん「わかった、もっと楽しければいいのね!!」→観客全員ぬいぐるみや食べ物のおもちゃに変えちゃう
・わあ、人の心がわからない神様ムーブする人間だ!!!人の心がわからない神様ムーブする人間好き!!!破滅するところが見たい!!!
・↑誰からも愛されるようなかわいい女の子が無邪気に悪意なく、本気でそれが正しいと思ってやってる&誰も止める手立てがないほど無敵だからじんわりと恐い。
・こういう展開の場合ゴードンさんが嘘をついてるのは明白でしょ~
・他人様の感想をチラ見した時に「途中までずっとゴードンが黒幕だと思ってた」ってのを見かけてなるほどなと。前情報がないとそういう視点からドキドキできたのか(弟から綺麗なつだけんがいると聞いてたので声が津田さんとわかった時点で私の中で白判定出てた)
・明らかになるウタちゃんの能力。歌声を聴いた者を夢の世界に閉じ込める!ウタちゃんが眠らなければ自力で脱出不可能!魔女の結界やないか!!
・と、夢に閉じ込められた面々が事実を知る一方現実世界でひとりネズキノコ(食べると眠れなくなり、やがて体力が尽きて死ぬ)を食すウタちゃん、omg…
・なんやかんやで追い詰められたウタちゃん、トットムジカ発動
・トットムジカ、完全にまどマギで言う魔女に近いビジュアルなのよ
・ゴードンが語るエレジア滅亡の真実。ある海賊団が一夜にして国を滅ぼしたと伝えられていたけれどそうではない。その夜ウタの歌声に反応したトットムジカが発動したのだ。そうでしょうよだってシャンクスが国を亡ぼす理由はどこにもないんだから。
・そして自分がエレジアを滅ぼした張本人であることを実はライブの一年前には知ってしまっていたウタちゃん…oh
・それまでシャンクスがエレジアを滅ぼして自分を捨てたと思って生きてきて、海賊嫌いを公言してきて、でも真実はそうじゃなくて。それでももう海賊に苦しめられる一般民衆からは苦しみから解放してくれる救世主だと呼ばれ。
・入場特典冊子にウタちゃんの楽曲秘話がちょこっと載っているんだけど『私は最強』のところで「ある時期ウタはひどい自己嫌悪に陥っていたという」って書かれてるんですよね。おそらくそれがこの真実を知った時期なんだろうと予測できる。フルサイズの歌詞を見て欲しい。
・“見事なまでに私は最恐”
・こういうキャラクターの秘密を歌詞に織り交ぜてくるの大好きです。
・トットムジカの撃破方法は夢の世界と現実世界での同時攻撃
・強い海賊は殆ど夢の中、万事休す!?
・と思わせてここでシャンクスが登場ですよいいですね〜
・麦わらの一味と赤髪海賊団文字通りのドリームコラボですよ、戦闘シーンの躍動感!かっこいいね〜
・夢と現実でどうやって連携を!?と思った人、劇場へどうぞ。
・トットムジカを撃破し、これで現実世界に戻れる!と思ったらタイムリミットで戻れない
・そこに今度こそみんなを救うウタちゃんの歌声が世界中に響き渡る。眠っていた人々はあるべき場所へ帰る。ウタちゃんも大好きな家族と共に海へ…
・エンドロールは映画本編の後の時間軸でよろしいか?いいのか?世界中の人々と夢心中を目論んだ危険人物のレコード(みたいなやつ)、そんなあっさり受け入れられるの??記憶消えたの???
・↑に関して日本では犯罪犯したアーティストや芸能人バッシングされまくるからそのバイアスかな…
アーティストは割と曲はそのまま愛される場合が多いかもしれない?
・作者は罪人だけど作品に罪はない……本当にそうか?と考えてしまった
…とラストまでざっくり駆け抜けてみたものの時間経ちすぎてて内容に対してどう感じていたかが思い出せない部分が多々ある。
終始叛逆の物語や…とは感じていました。
どうやら好き嫌いが分かれる映画らしいけれど、そんなの気にしないで万人が見てみればよいのではないですかね。
私はウタちゃんの生き様好きでした。
民衆(望むだけの非力な存在)が、100%善意で願いを叶えようと行動したたった1人を「こんな形は望んでいない」とぶっ叩くの、現代ぽくてグロかったです。
あとAdoさんのポテンシャルが存分に発揮された楽曲たち。
どれも映像と合わせて最高のエンタメでした!
有名な作品だしまだ暫く公開は続くんでしょうね。
ぜひとも沢山の人にウタちゃんの生き様を見てもらいたい!
以上、FILM REDの感想でした〜