花の都と針葉樹の森

色々な推し。

推し概念香水第二弾着弾!!

Celesさんの翌日にはポストに入ってたので思ったよりも早かった。
試験勉強に必死こいてたから4週間待ちでもあっという間でした。
風邪っぴきの鼻詰まりも落ち着いてきたのでレポるぞ!

早速見せびらかし。

見る人が見れば香りのレターで丸分かりな推し。
なんせ情報源が少ない。

イメージカラーはレター表上から

・天鵞絨(びろうど)
・秘色色(ひそくいろ)
・黒橡(くろつるばみ)

『和色大辞典』さまと『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉』を参考に、目や髪、服の色から着想を得て色そのものだけじゃなくて色の名前も似合うだろうなと思ってこの3色を指定。
オーダー時は色と名前だけ見て由来は詳しく確認しなかったけどどれも“美しい色”に分類されるようでニッコリ。
よくこんなぴったりな3色指定できたなと1ヶ月前の自分を褒め称えたい。
久しぶりにかなり自画自賛していい案件。

香りの内訳は
トップ:リーフィーグリーン、プチグレン、ブラックペッパーetc
ミドル:パインニードル、ミルラ、ジュニパーベリーetc
ラスト:ヒノキ、ベチバー、ビャクダンetc

トップとミドルに初見の香料…!
ジュニパーベリーは前回注文したピンクい推しの幻覚に含まれてた記憶あり!
似てる部分があるのかもな〜とちょっと楽しくなる。
香りも似てたりするのか、それとも全く違うのかわくわく。
ビャクダンはオーダーの時点で予想はしてた。

レターを読むに、オーダーシートに書いた中でも「日常で出会う姿」と「居合中の姿」で2パターンある第一印象のイメージを中心に解釈してくださった模様。
多角的に推しを眺めて弄びたい楽しみたいオタクは助かる。

穏やかで親しみやすい雰囲気、絶対そう。
シャープで鋭い凛とした姿もそう。
あのまどろっこしさ全開のオーダーシートから大事なところを的確かつ端的に言語化して頂いてありがとうございます。

数記事前のタイトルとも通ずるけど推しを浴びて個人的解釈や概念・妄想を膨らませたものを第三者に解釈してもらって香りとして表現するって…いいね。
見えない思考のやり取りを言葉と香りで五感で感じられるものにしてからまた見えないものを受け取る…
言語の再翻訳がイメージ近いかも。
英語の原文→和訳→英訳→和訳→英訳としていくと最初の英文とは違う文章が出来上がってくる感じ。
元の意味を正しく捉えてもらえないもどかしさもときにあるにせよ、お互い合意の上で遊びの範疇であれば結構楽しくて好きだな〜

ひとまずハンカチにひと吹き。

襲い来る清涼感!
弾けるようなオレンジの香り……?
と思ったらさっとグリーン系が前に出てきてオレンジの果汁っぽい爽やかさはほんの一瞬の香り。
息を深く吸って嗅いでみると爽やかだけどほんのりスモーキーな香りもする。
わかりやすくシトラス系って感じではない。
オリエンタルな御香っぽさがじわじわ出てくる。
異国情緒感。
オリエンタル感が意外と長めに香る。
最終的にくせのない日本的な甘くて優しい香りに落ち着く。

香りの移り変わりはこんな感じ。
最初から最後までずっと嗅いでられる、穏やかな気分になる香水がきたなと言う印象。
グリーンと言い切るには甘くて、ウッディというほど重くなく、
この香りに満たされた部屋でゆっくり眠りたい気持ちにさせられる。
というかもうすでに届いてから連日1プッシュしたハンカチを枕元に置いてる。
そのおかげかわからないけど比較的しっかり眠れてる気がする。
付けた当日もいいけど2日目3日目のほんのりとした残り香に集中してるとスコーン!と寝てる。
各香料を検索したらどれも穏やかな気持にさせる系のことが書いてて超超リラックス向きの香りで納得しかない。

体にもふきつけてみる。
ハンカチと違って体温があるせいか最初っから少し香りの印象が違うかも?
柑橘と御香とスパイスが同時にきて、それがグリーンでまとまってる感じ。
いい匂いの木材に囲まれてるような、すれ違った女性からこの香りがしてたらちょっとびっくりして振り返っちゃうかも。
どちらかといえば男性から香るほうが自然だけどともかくあんまり人っぽくないというかなんというか。
嗅ぎなれないだけかもしれないが…でも嫌な香りではない。
フローラル系みたいに強烈に香るわけじゃない、奥ゆかしいけど存在感はしっかりある…?
付けた本人は10分も経つと香ってるのかどうか集中しないとわからないくらい馴染んでる。
今までつけたことある香水はどれも胸元につけると結構香りがきつく感じてたけどこれはきつくない。
夏はあまり香水つけるのに適してないらしいけどこの香りならリラックスタイムに一人で楽しむにはとてもよさげ。

で、香りの印象で忘れかけてたけどこれ推しイメージでこれがきたわけなんですが。
これかーーー……良き…
解釈レターいわく「シャープで鋭い凛とした姿」のイメージも込での香りだそうだけど最初から最後まで地の香りはずっと穏やかなのが推しの目指した仕事を思うとウワーーー!なのよ。
優しい香りが揺るがないところは推しの芯の強さ/儚さ両方を感じられるし真っ先に香る印象的な香りは初対面で「うわデカそんでえらい顔がいいな」っていう驚きと通じるものがある。
あと今回特にミドルノートのミルラ、和名では没薬というそうな。
字面見たことあるなと思ったら痛み止めや健胃薬に利用されるそうな。それでか。
エジプトではミイラ製造の防腐剤・薫香剤だったとか。
要は薬として優秀っぽいけどあれもしかしてこれも推しの学部情報から選ばれてたりする???って一気に沼の深みに突き落とされてしまった。
加えて花言葉が「真実」という一文を見つけて言葉をなくした。
誰にも言えなかったであろう父親との約束と思いと行動の果てにあった真実を思うと涙を禁じ得ない。
たった一つの真実を見抜くって、時に残酷だね名探偵。

それと冒頭に触れたっきりだったジュニパーベリーが前にオーダーした推しの香水にも含まれてたけどたぶん今回のほうが存在感があった。
あのときはベルガモットがどーん!と主張しててウッディさがわからず笑
さすが「帝王」イメージなだけはある。
ついでにタイトル回収すると、花の都が前回の香水、針葉樹の森が今回の香水。
パインニードルのみならずヒノキはもちろんこのジュニパーベリーも針葉樹だと。
前回と今回で共通点を見出すならどっちもものすごーく芯が強いクセのある男なところだろうか。
そんなキャラばっかり大好きで困るな。
ジュニパーベリーの花言葉は「信頼」「保護」「創意」「豊穣」「救い」でテンション上がった。
オタクは楽しい生き物ですね。

まとめ
「鋭さ」って香りで表現するとどんな感じだろう?清涼感?でもミント系とは違うだろうしウォーター系?
と待ってる期間どんなのが来るかと楽しみにしてたら香料の原材料の見た目から入って香りは内面に寄せてきたか〜!と想像してなかったけど確かに推しらしい香りに大満足でした。
いい香りすぎて油断すると寝てる。
正直今まで嗅いだことある香水の中で一番好き。
また新しい好きなものに出会えていい経験でした。